(初稿日:2012/09/24)
『現象の反対語を答えなさい』
オススメをいただいて読み始めた書籍だったのですが、
見事に冒頭の一文で引き付けられた書籍でした。
この書籍は、発想の転換方法や転換する上での考え方、コツなどを
思考させられる書籍でした。
書籍名の「ハンバーガーを待つ3分間」の値段にもあるようにハンバーガーを買う上では、
短くても長くても待ち時間という、時間を必要とします。
そして、時間はお金に換算することができます。
人は、お金を無駄に消費したくないため、待ち時間を嫌います。
しかし、多くの人にとっては苦痛で退屈な行列の待ち時間も、
仕組み次第では「待つ楽しさ」に変えることができたり、
「待ち時間」が「持ち時間」に変えることができます。
普段、過ごしている中で、そこにあるモノやコトは、
さも当たり前のように無意識の中で存在し、感じているのことなのかもしれませんが、
ふと視点を変えてみたりすることで、違った側面を見ることができるのではないでしょうか。
その視点を変えるということは、発想を転換させることが必要になりますが、
普段から様々なモノやコトに興味を持たないかぎり、
中々発想というのは転換できないのではないかと感じます。
では、どのようなことを考えていればいいのか、というヒントが
たくさん散りばめられた書籍でした。
冒頭にあった、現象の反対語は「本質」だそうです。
中学受験での問題ということが驚きです。
小学生の時と比べると、何かと疑問を持つことが減ってきている今日ですが、
Whyを繰り返すことで少しでも本質に近づくことができればと感じました。