「僕は君たちに武器を配りたい」を読みました

2019年7月25日木曜日

2.レバレッジメモ

t f B! P L
(初稿日:2013/10/15)
「僕は君たちに武器を配りたい」を読みました

今の仕事に少しでも疑問や不安を感じているのであれば読んでほしい本でした。
転職する際に、色々と考えたアレコレが書かれていたし、実際いまの仕事には疑問や不安はないけれど時間や技術といったものが進んでいく上で、現状維持に満足はしていられないし、していてはダメだと、改めて気づかせてくれる書籍ではないかと思います。

何かに守ってもらっているうちは気付かないリスクをとらないことがリスクになること。

自分にとっての武器とは何なのか?
仕事にとって残せないだろうね武器とは何なのか?

それがすぐに思いつかないのであれば、いち早く武器を手にする旅に出た方がよいかもしれません。

レバレッジメモ

・個性のないものはすべてコモディティ
どんなに優れた商品でも、スペックが明確にできて、同じ商品を売る複数の供給者がいれば、それはコモディティとなる。それは人材においても同じ。

・スペシャリティだけが生き残れる
他の人には代えられない、唯一の人物とその仕事になること。しかし、永続性はなく時間の経過に伴い価値は減少する。

・ブームとなってから投資すると死ぬ
誰も投資など考えられない焼け野はら状態で投資して、誰よりも早く実った果実を回収し、まだ儲かると普通の人が思い始めるタイミングで身を引く。

・儲かる漁師の6つの特徴
とれた魚を他の場所に運んで売ることができる漁師(トレーダー)
自分の専門性を高めて高いスキルをもつ職人的な漁師(エキスパート)
ストーリーを含めて高く売れる魚を作り出すことができた漁師(マーケター)
魚をとる新たな仕組みを作り出す漁師(イノベーター)
多くの漁師を配下に持つ、漁師集団のリーダー(リーダー)
投資的な漁師(インベスター)
しかし、トレーダーとエキスパートは価値を失いつつある。

・マーケターは要素の組合せで差異を作り出す
企業や商品で差をつけることは難しい。差をつけるにはターゲットとなった顧客が共感できるストーリーを作ること。

・イノベーション発想手段
何かを聞いたら反射的にその逆を考えてみる。今までのやり方でうまくいっていないならば、その逆をやってみた方が成功する確率が高まることがある。

・本当のマネジメント力
優秀だがわがまな人をマネージするスキルも大切だが、ダメなところが多々ある人材にモチベーション高く仕事をしてもらうように持っていくこと。

・名馬より駄馬を見分けるスキル
世の中には名馬より駄馬の方が多い。本当に使いようがない馬を除いて、馬の素質を見抜き適材適所に使える能力の方が役に立つ。

・投資の機会はなるべく増やせ
投資家はリスクを回避するより、リスクを見込んでも投資機会を増やすことを重視する。

・計算可能なリスク
投資機会は出来る限り増やす方がいいが、自分で管理できる範囲でリスクをとること。

・管理できる状態
何らかの仮説に基づいて投資を行ったあとで、その仮説が間違っていると気づいたら、いつでも手仕舞いできる準備をしておくこと。

・投資は長期的に考える
商品やブランドに熱狂的なファンがいて、顧客が簡単にいなくならない企業を選ぶ。

・英語のスキル単体では売り物にならない
売りになるスキルや知識のない人が英語を勉強してもそれほど価値を産まないが、技術者や起業家のような売る物がある人は英語ができないと非常に損をする。

・投資家的な働きかた
自分の労働力と時間という投資に対して、リターンを得られるポジションに身を置くことがお金を投資するのと同じ重みの行為となる。

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