「SEM:検索連動型キーワード広告 Googleアドワーズ&Overtureスポンサードサーチ対応 Web担当者が身につけておくべき新・100の法則。」を読みました

2019年7月25日木曜日

2.レバレッジメモ

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2011-05-30 (月) 8:20レバレッジメモ
「SEM:検索連動型キーワード広告 Googleアドワーズ&Overtureスポンサードサーチ対応 Web担当者が身につけておくべき新・100の法則。」を読みました

「Google AdWords&Yahoo!リスティング広告対応 リスティング広告 成功の法則」がリスティング広告の本質をとらえる書籍とするならば、本書はリスティング広告の設定方法からテクニック、解説が細かく記載されております。

少し前の書籍なので、設定の箇所や方法、広告の品質が現状と異なったりしますが法則としての戦略、戦術の本質や考え方としては、現状との大きな差異はないかと思いました。

下記は、本書の目次一覧になります。

1、キーワード広告をはじめる前に知るべき法則
2、申し込み~基本設定の法則
3、確実に利益を生み出す予算の法則
4、ターゲットを正確に絞り込むキーワードの法則
5、良質なクリックを集める広告テキストの法則
6、コンバージョンにつなげるランディングページの法則
7、品質とコンバージョンを高めて運用する法則
8、掲載順位でライバルに差をつける法則
9、コンテンツ連動型広告とモバイル広告の法則

目次からもわかるように、リスティング広告の開始での申し込みの方法から
運用の方法、改善の方法など細かく記載されております。

本書にも記載されておりましたが、有効な施策とはいえ、一度に100の法則を実施するのは現実的ではありません。

見直すべき箇所を「仮説」としてとりあげ、分析をする、あてはまる法則をおこない有効かどうか検証していく、それの繰り返しが大事になるのかと思います。

リスティング広告をこれからはじめる方は不安を払拭できる運用担当者の方は施策の見直しになるのではないかと思います。

机の上に置いておきたい一冊です。

レバレッジメモ

ユーザ-の気持ちをとらえれば大きな効果

インターネットでは、広告にかぎらずユーザーに受け入れられるプル型が成功の絶対条件になる。
相手の都合を考えずに押し付けるサービスのプッシュ型では成功しない。

キーワード広告の目的は、広告を表示することでユーザーの行動に結びつけること

ユーザーの行動は「検索する」「クリックする」「サイトを見る」「目的を達成する」の4つしかなく、そのうち1つでもおろそかにしていると広告の効果を得ることができない。

キーワード広告の3要素

「キーワード」「広告テキスト」「リンク先ページ」の3つ。
「キーワード」はインプレッション、タイトル、説明文を含む「広告テキスト」はクリック率、「リンク先ページ」はコンバージョンにつながり、それぞれを組み合わせていく。

ターゲットとセールスポイントを明確にする

「何を」「誰に」「どのように」伝えればいいかを明確にする。
販売している商品やサービスのメリットは何なのか?
見込み客にあたるお客さんはどのような人か?
伝える時は、どのような演出が効果的なのか?

ビッグワードは「検索数」ではなく「パフォーマンス」で判断する

一般的に知名度が高いキーワードでも、クリック率やコンバージョン率が悪く、
結果として入札額があがらないものはビッグワードでない。
ある程度目的が絞られ、インプレッションは少なくてもクリック率が高く、
コンバージョン率や売上、損益に与える影響が大きいため、
結果として投入する予算が多くなるキーワードがビッグワードになる。
自社ならではのビッグワードを認識すること。

キーワード広告は「育てる」

キーワード広告は出したら終わりではなく、トライ&エラーを根気強く繰り返すことでクリック率、コンバージョン率、品質を向上させる。

コンバージョンの目標の立て方

売上目標÷平均売上=必要なコンバージョン数

必要なクリック数、インプレッションの計算方法

必要なコンバージョン数÷コンバージョン率=必要なクリック数
必要なクリック数÷クリック率=必要なインプレッション数

投資収益率(ROI)の計算方法

1、コスト
2、原価・物流コスト
3、売上
4、純利益(3-2)
5、投資収益率(4÷1)

損益分岐点と上限入札額の計算方法

1、売上
2、原価・物流コスト
3、利益(1-2)
4、クリック数

3÷4=損益分岐点

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