「わかりやすく〈伝える〉技術」を読みました

2019年7月25日木曜日

2.レバレッジメモ

t f B! P L
(初稿日:2011/08/15)
「わかりやすく〈伝える〉技術」を読みました


最近、提案することや教えなければいけない機会、場が増えてきたので
TV番組にて絶大なわかりやすさを誇っていた池上彰氏の「わかりやすく<伝える>技術」を読んでみました。

題名どおり、相手に何かを伝えるときは、どのようにすればわかりやすく伝えることができるのかを解説していただいてます。

あたりまえながら対話は一人では不可能なわけで、対複数人の相手が存在して成り立つのですが、池上氏は、その相手の懐に潜り込むのがとても上手いのではないかと感じました。

池上氏は主に取材したことをTV番組などのメディアや講演にて、私たちに知らなかった世界をわかりやすく教えていただけるわけですがそれは私たちが取引先のお客様や仕事場の上司、同僚にすることと、それほど大差があるわけではなく
日常生活に応用するべきヒントが本書にはたくさんあったかと思います。

とてもオススメです。

レバレッジメモ

話の地図を相手に示す

聞き手に今日はここから出発して、ここまで行く」と、リードという地図を渡すことで「そのルートをいまから説明します」とすることでわかりやすくなる

バリューが大きいものから逆三角形

1,こういうことがありました(リード)
2,詳しくは、こういうことでした(本記)
3,それはこういう理由でした(理由、原因)
4,現在はこうなっています(見通し)
5,ちなみにこんなこともありました(エピソード)
時間が削られても大丈夫だし、
大事な要素を先に与えることで「それはなんだろう?」と考え、本質がみえてくる

誰に向かって伝えるのか

どんなレベルなのか。
相手のことを考えることから始めなければならない。

短い文にすれば文章がうまくなる

接続詞をつかい1つの長い文にすると、論理的な文章に見えてしまうが短文にわけていくと文章が論理的かどうかハッキリする。
論理的に筋が通っていれば短い文でもリズムがよいしわかりやすい。

伝える相手の立場にたつ

他人事ではなく自分の問題として受け止めてもらう。
「常に受け手側に立って」と考えることによって、相手に「伝わる」表現力が身につく。

どれだけノイズをカットできるか

わかりやすい説明をするうえでは、「絶対に必要な情報」と「あってもなくてもいい情報」を峻別する。
ノイズをカットしたクリアな情報だけを伝える。

わかりやすい説明をするときにはポイントを3つに絞る

5つあったら優先順位の低いものを探す。
AとBはまとめられないか模索し整理していく。
テーマ、小見出し、時間についても同じように3つにわけて整理していく。

パワーポイントの作り方

文章にすると画面の文字を読んでしまうので、文章を書いてはいけない。
パワポ作成の流れ
1.ざっと話したい要素を書き出す
2.リードをつくる
3.目次をつくる
4.1回書いてみる
5.どこを図解にすればいいか考える
6.パワポをつくる
7.パワポにそった原稿に書き直す
8.原稿を箇条書きのメモにする

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