データポータルでGoogleアナリティクスのWeb+Appコネクタが利用可能に!

2020年9月23日水曜日

4.データポータル(DataStudio)

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データポータルでGoogleアナリティクスのWeb+Appコネクタが利用可能に

flickr(Time to rise)

先週末、Twitterのタイムラインから下記のブログポストを目にし、これは大きなニュースだと思い、急ぎこのブログでも紹介させていただきます。


Digital Debrief – New App+Web Data Studio Connector 

https://www.kristaseiden.com/new-appweb-data-studio-connector/


上記のブログ主であるKrista Seidenさんは、過去にGoogleへ在籍していた際に、Google Marketing Platformのエバンジェリストとして、Googleアナリティクスをはじめとする各プロダクトの新機能のリリースやツールとしての使い方などを紹介していただいていました。(日本にいる私達には、主にYoutubeの動画でしたけども)


そのKrista Seidenさんが上記のブログポストでご紹介しているのは「GoogleデータポータルにてGoogleアナリティクスのWeb+Appプロパティが正式なコレクタとして利用可能になった!」というものです。


GoogleアナリティクスのWeb+Appプロパティは、次世代版のGoogleアナリティクスとして登場したものの、従来のGoogleアナリティクス(主にanalytics.js)で閲覧できるGoogleアナリティクスレポートUIにおけるレポート表示内容と大きく異なり、Web+Appプロパティを計測実装してみたものの分析に利用するには、まだまだ距離があるというものだと感じていた方も多かったのではないかと感じています。また、Web+AppプロパティはGoogle BigQueryへデータのエクスポートが可能ですが、Google Cloud Platformの知識やBig Query内でのSQLが利用を拡大する障壁でもありました。


そんなWeb+Appプロパティで集計したデータが、今回のアップデートでGoogleデータポータルでビジュアライゼーションできるようになりました。実際に試してみたので、下記にてご紹介します。


データポータルでWeb+Appプロパティコネクタの接続方法

データポータルでGoogleアナリティクスのWeb+Appプロパティは以下の方法で、データポータルと接続します。

1.新規にデータソースを追加

下記のように、データソースの追加からGoogleアナリティクスを選択します。


2.Googleアナリティクス内からWeb+Appプロパティを選択します。

Web+Appプロパティ用に新たなコネクタが存在するのではなく、Googleアナリティクスのデータコネクタ内にWeb+Appプロパティが追加されています。



3.追加されたデータソースを確認します。

追加されたWeb+Appプロパティのデータソースを確認してみます。従来のGoogleアナリティクスで用意されているディメンション、指標とは大きく異るディメンションや指標が表示されているのが確認できます。


設定としては、以上で終了です。

あとは、データポータルのレポート作成画面にて必要に応じたレポートを作成していきます。


データポータルでWeb+Appプロパティのデータを可視化してみた

Web+AppプロパティのデータがGoogleデータポータルで利用できるようになったとはいえ、分析に利用できるデータを可視化できるのか確認してみました。

まずは、ディメンション「イベント名」で指標「イベント数」を選択。


従来のGoogleアナリティクスと異なり、Web+Appプロパティは基本的にイベントという粒度でデータが集計されます。
従来のGoogleアナリティクスでは、主なヒットとしてページビュー、イベント、トランザクションと異なる種別のヒットが存在しましたが、Web+Appプロパティでは、ヒットの種別がイベントに統一されているという大きな特徴であり、データ集計思想として決定的な差が存在します。

上記の表で確認することで、どのようなイベント内容がデフォルトで集計されているか確認することができます。従来のGoogleアナリティクスではユーザーエンゲージメント、スクロールなどは自身で計測実装しなければいけませんでしたが、Web+Appプロパティではデフォルトでそれらのデータが集計されているという特徴があります。

それらのイベント名を時系列に表示してみたのが下記となります。


「page_view」というイベントは、従来のGoogleアナリティクスにおけるページビュー数と同義なものとなりますが、その指標に加えて新規接触やユーザーエンゲージメントに関する指標も同時に確認することができるのは便利ですね!

ページはよく閲覧されているが読了をあらわすスクロールが伴っていない、特定のテーマにおける記事を公開するとユーザーエンゲージメントの指標も高まる、などといった傾向も簡単に確認できるようになりそうです。

下記は、ディメンションをページタイトル、X軸にユーザーあたりのイベント数、Y軸にエンゲージメント率、そしてバブルのサイズにセッションを表示してみました。


どのページがどのくらいのセッションを集めているか、セッションを集めてはいるがユーザーエンゲージメントとしては改善の余地がありそう、などといったデータも確認しやすくなりますね!

Web+Appプロパティの夜明けかもしれない

大げさな見出しをつけてしまいましたが、GoogleアナリティクスのWeb+AppプロパティがGoogleデータポータルで簡単に可視化できるようになったことは、Web+Appプロパティのデータが本格的に利用されはじめる大きな一歩だと個人的に思います。


冒頭にも記載しましたが、GoogleアナリティクスのレポートUIが非常に使いづらい問題がありました。Web+Appプロパティを利用できる最低限の計測実装を行っても「表示されるレポートを見てもよくわからん」となるケースが多々あったのです。

その取り扱いに困っていたWeb+AppプロパティがGoogleデータポータルで簡単に可視化できるようになったことで、分析として利用されるシーンが増える他、Web+Appプロパティでカスタマイズしても計測したいディメンション、指標が浮き上がっていくように思います。


またまだWeb+Appプロパティ自体が開発途中で、さらに機能が追加されていくことが予想されますが、利用しやすくなったこの機会に、Web+Appプロパティのデータ集計思想を学ぶという点も含めて、データポータルで可視化しデータに少し慣れておくとよいかもしれません。

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